自分の心とカラダの健康や未来の地球環境のために、「プラントベース」な暮らしを選択する人が増えつつあります。プラントベース:植物性のものを中心に作る食事や生活様式を取り入れることであり、自分自身が健康的で豊かな生活を送ることができるだけでなく、地球環境を守ることもできるライフスタイルです。
そこで、プラントベースとは何なのか、プラントベースが健康的な暮らしに繋がる理由についてお話いたします。
プラントベースについて知る
プラントベース(plant-based)とは、動物由来の食べ物をなるべく選ばずに、植物性のもの主体で食卓を構成するライフスタイルをさします。そのため、お肉やお魚、卵や乳製品をはじめとする動物性食材ではなく、植物性の食材を中心として構成される食卓になります。
プラントベースとヴィーガンの違い
プラントベースは、主に野菜、果物、穀物、豆類など植物由来の食品を中心にし、基本的にはお肉やお魚を食べない食スタイルのことを指します。そのため、乳製品や卵は場合によって食べるベジタリアンと近い食生活でしょう。一方、ヴィーガンは、動物性の食品や動物由来の製品を一切摂取しません。
つまり、ヴィーガンはプラントベースの範囲に加えて、動物性の食品や製品を含めた全てを避けるライフスタイルを選択することです。日本ではまだヴィーガン生活を取り入れている人は限られますが、より無理のない範囲で続けやすいプラントベースな食事を意識している人は増加傾向にあります。また、多くのブランドやレストランで、「プラントベース」の名前がついた商品やメニューが食べられるようにもなりました。
参考:ヴィーガン(ビーガン)とは?定義やベジタリアンとの違いについて
プラントベースな暮らしは健康にいい?
セルフケアの一環として、プラントベースな暮らしを取り入れる人は増えていますが、なぜプラントベースが健康に良いのか、3つの理由をお話いたします。
野菜や果物、穀類の摂取量が増えることで食物繊維の摂取量がUPする
食物繊維は健康に欠かせない栄養素であり、女性でお悩みの多い便秘を改善し、血糖値の上昇を緩やかにするなどの健康効果が期待できる栄養素です。しかしながら、近年は食生活やライフスタイルが変化し、お肉中心の食事やインスタント食品で済ませる人も増えるように。これにより、日本人は食物繊維の摂取量が基準を満たしていないと言われています。
プランベースな食事は植物性の食材を中心とした食卓。そのため、必然的に食物繊維の摂取量もアップします。
飽和脂肪酸やコレステロールの摂取量が減り、良質な脂質を取り入れられる
牛肉や豚肉、鶏肉などお肉に含まれる脂質は、飽和脂肪酸が多く含まれます。この飽和脂肪酸は、摂りすぎてしまうと悪玉コレステロールを増やしてしまい、血液の循に関係する疾患の原因に。
一方、大豆製品(豆腐、納豆、大豆ミートなど)やナッツ類などの植物性の食材には、「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれています。不飽和脂肪酸は私たちの体の細胞膜をはじめとした体を作る重要な栄養素。体内で作ることのできない脂肪酸で、最近ではマーガリンやショートニングに含まれる脂肪酸の代わりに不飽和脂肪酸を摂ることで、死亡率が低下するということもわかっています。
ここ数年で、お肉の代わりに豆腐や大豆ミートを使う商品を提供するお店やレストランも増えてきましたが、実はそれは美味しいだけでなく体にも嬉しい選択なのです。
加工肉の消費がなくなり、私たちの消化機能を守る
加工肉(ハム、ソーセージなど)は、大腸がんを促進させるということも明らかになってきています。そして、加工肉を食べる食生活とプラントベース食を比較した場合、がんの発症リスクにも差があったこという報告もあり、プラントベース食は私たちの根幹である消化器官をがんから守る食卓とも言えるでしょう。
美味しくアンチエイジング:抗酸化物質が豊富
私たちは、毎日呼吸によって酸素を取り入れていますが、呼吸は体を酸化させています。そのため、私たちは年を重ねるごとにある程度「老化」しているのですが、抗酸化作用をもつ食材を食卓に取り入れることで老化のスピードを緩やかにすることが期待できます。その代表的な栄養素が、フィトケミカルです。
野菜や果物には、抗酸化作用をもつフィトケミカルが豊富に含まれます。フィトケミカルの代表は大豆に含まれるイソフラボン、ブドウなどのアントシアニン、お茶のカテキンなど。
また、抗酸化物質はがん予防効果も期待され、アメリカの食事ガイドライン(2020-2025)では、野菜2〜3カップ、果物を1.5〜2カップ食べることが推奨されてます。
いつまでもヘルシーで元気な体づくりをサポート:種々の疾患を予防する
プラントベースな食事は、心臓病の予防につながるとされています。野菜や果物、穀物、豆類などの植物性食品には、飽和脂肪酸やコレステロールが少なく、代わりに不飽和脂肪酸や食物繊維などが豊富に含まれています。これらの食品を中心にした食事は、心臓や循環系の病気(心血管疾患)発症リスクを低下させるとされています。
さらに、プラントベースな食事は、糖尿病の予防にも効果があるとされています。植物性食品に含まれる食物繊維は、血糖値の上昇を抑制する働きがあります。これによって、糖尿病の発症リスクを低下させることができます。
以上のように、プラントベースな食事は、さまざまな疾患の予防に効果があることが研究で示されています。健康を維持するためにも、プラントベースな食事を取り入れることをおすすめします。
まとめ
今回は、プラントベースについて、さらにプラントベースダイエットが健康に良い理由についてお伝えしました。
プラントベースなライフスタイルは、あなたの体の健康を支えるだけでなく、環境維持、倫理的配慮など、さまざまなメリットをもたらします。自分の人生をポジティブに変えたいと考えている人にとって、植物性食生活を取り入れることは素晴らしいスタートとなります。
野菜、果物、穀物、豆類を中心に摂取することで、健康的で充実した食生活を送ると同時に、地球を守り、より思いやりのあるライフスタイルを送りませんか?
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