日本に少しずつ浸透してきているミートフリーマンデーの活動。聞いたことはあっても「どんな活動なのか」「どんな意味があるのか」を知らない方は多いと思います。
そこで、この記事ではミートフリーマンデーについて起源や意義を解説。さらに、ミートフリーマンデーの活動をするにあたって、おすすめのレシピもまとめました。
環境に優しい活動をしたい。そんな方はぜひご覧ください。
この記事の監修者
earth meat 編集部
earthmeat LIKE CHICKEN!?は、カロリーや脂質を抑えつつ、タンパク質はしっかりと摂れる、ボディメイクに最適な植物性サラダチキンの大豆ミートです。
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目次
ミートフリーマンデーとは？その起源
ミートフリーマンデーは英語で「Meat free Monday」と書き、月曜日だけ肉を食べないようにする活動のことを指しています。
ミートフリーマンデーの起源は2006年まで遡ります。当時、国際連合（国連）が出したレポートの一文には「空気中のメタンガスを発生させる最大の原因は畜産動物である」と記述がありました。
この一文を目にした元ビートルズのポール・マッカートニーが、国連の提案する「週1日は肉を食べないようにする」という概念をもとに、ミートフリーマンデーの活動を始めたのがきっかけです。
その後、ポール・マッカートニーの尽力によってミートフリーマンデーは世界中に広まり、日本でも知られるようになりました。
また、ミートフリーマンデーと同じ食生活をする「ゆるベジタリアン（フレキシタリアン）」が挙げられます。ゆるベジタリアンに関して詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
＞＞ゆるベジタリアン（フレキシタリアン）とは？流行の理由やメリットについて
ミートフリーマンデーの意義
ミートフリーマンデーは環境保護、動物愛護、健康維持などを目的として行われる行動です。
ミートフリーマンデーの意義をさらに詳しく見てみましょう。
地球環境保護
前述の通り、国連によると空気中のメタンガスを発生させる最大の原因は畜産動物であるとされています。メタンガスは地球温暖化に影響を及ぼすガスの一種であり、排出量をできる限り少なく抑えることが環境を守るために大切です。
肉を食べない曜日を1日作ることは、肉の消費を抑える＝畜産を控えることになり、メタンガスの排出量を減らすことにもつながるため、ミートフリーマンデーは地球環境保護の意義を持つのです。
動物愛護
ミートフリーマンデーは動物愛護の観点からも推奨される活動です。
肉を食べない曜日を作るということは、それだけ食肉として出荷される動物が減るということ。動物の命を救うことにつながります。
健康な身体づくり
肉は身体を作る一方で、胃に負担がかかるという難点もあります。肉を食べる日を減らすことで胃を休めることができ、健康な身体へと導いてくれます。
日本にも広がるミートフリーマンデー
元は海外でスタートしたミートフリーマンデーの活動ですが、2018年、来日したポール・マッカートニーからのアドバイスにより、小池百合子都知事がミートフリーマンデーの導入を決定。日本でもミートフリーマンデーに取り組むケースが増えてきました。
実際に都庁では、2018年10月から第一本庁舎の職員食堂で、毎週月曜日にベジ定食の提供が始まりました。
また、週に1日の菜食を勧める団体「ミートフリーマンデーオールジャパン（MFMAJ）」が発足し、ヴィーガンやベジタリアンに関する情報発信、ワークショップやイベントの開催などを通して、ミートフリーマンデーを広める活動も行われるようになっています。
そして、実はライクチキン！？の活動もミートフリーマンデーオールジャパンに支持されているのです。
ミートフリーマンデーのQ&A
なぜ月曜日なの？
月曜日は新たに週がスタートする日であり、人々が前向きな気持ちで活動し、その結果として良い影響が現れやすい日でもあるからです。
魚は食べても良い？
ミートフリーマンデーは、魚も食べることがないように勧めています。肉と同様、食用の魚を生み出す漁業も、環境を破壊したり、海の生物を傷つけたりすることにつながるためです。
たんぱく質が不足しない？
たんぱく質は、肉の他にも全粒粉パンやナッツ、豆など、ほぼすべての食品に含まれています。バランスの良い食事を心がければ、肉を食べなくてもタンパク質が不足することはほぼありません。
ミートフリーマンデーには「大豆ミート」がおすすめ
環境のため、動物のため、身体のために肉を食べない日を作ったところで、それをストレスに感じてしまっては続きません。肉を食べなくても、満足感のある食事をすることがミートフリーマンデーを続けるために大切です。
そこでおすすめなのが「大豆ミート」です。大豆ミートとは大豆で作られた代替肉のことで、健康志向の方が肉の代わりに普段の食事に取り入れています。
大豆ミートは肉のような食感がありながら、肉よりも脂質が少なく、ヘルシーな食材です。原料が大豆なので、ミートフリーマンデーに口にする食材としても適しています。
また、乾燥タイプの大豆ミートを初めて使う方のために、下記のコラムで大豆ミートの正しい戻し方をご紹介しています。大豆ミート料理を作る前にぜひご覧ください。
ミートフリーマンデーにおすすめのレシピ
大豆ミートの中にはそのまま食べられるものもありますが、食事の満足度を高めるならば、美味しく料理して食べるのがベストです。
ここではearth meatの大豆ミート「ライクチキン！？」を使って作れるおすすめのレシピをご紹介します。ミートフリーマンデーの食事として取り入れてみてはいかがでしょうか？
ライクチキンのねぎ塩ダレ
ごま油の香りが食欲をそそる一品。材料と調味料を混ぜ、レンジで加熱するだけの簡単調理で作ることができるので、仕事帰りなどの忙しい日でも食べやすいです。
ライクチキンのカレーマヨ焼き
ご飯のおともにぴったりの一品。香ばしいカレーの風味とまろやかなマヨネーズの相性が抜群でご飯が進みます。
ライクチキンの味噌アヒージョ
お酒のおつまみにぴったりの一品。マッシュルームやブロッコリーなど、身体のことを考えた食材が使われています。お好みで食材を変えても美味しく食べられます。
ミートフリーマンデーだけじゃない！さまざまな食事のスタイル
今や食事のスタイルも実に多種多様です。ミートフリーマンデー以外にも、次のような食事スタイルが広がりつつあります。
正しく取り入れれば環境や健康に良い影響があるので、興味がある方はぜひ試してみてください。
プラントベース
プラントベースとは植物由来の食品を積極的に取り入れる食事スタイルです。例えば大豆ミートやアーモンドミルクなどが、プラントベースの食事によく取り入れられています。
後述するヴィーガンのように動物由来の食品を完全に避けるというわけではありませんが、自然と動物由来の食品の摂取が減り、植物由来の食品の摂取が増えるため、健康やダイエットへの良い効果が期待できます。
＞＞注目のプラントベースフードとは。ベジタリアンやヴィーガンとの違いは？
ベジタリアン
ベジタリアンとは「菜食主義者」のことで、食肉を口にしない食事スタイルです。腸内環境が良くなる、悪玉コレステロールが減る、便通が改善するなどのメリットがあります。
後述するヴィーガンのように動物由来の食品を完全に避けるというわけではなく、必要に応じて卵や牛乳を口にすることがあります。
＞＞ベジタリアン（菜食主義）とは？なるメリットや始め方を解説
ヴィーガン
ビーガンとは「完全菜食主義者」のことで、前述したプラントベースやベジタリアンと違い、動物由来の食品を一切口にしない食事スタイルです。
ヴィーガンの食事スタイルを選択する理由は様々で、ダイエットや美容のためという方もいれば、宗教上の理由でヴィーガンを選択する方もいます。
＞＞ヴィーガン(ビーガン)とは？定義やベジタリアンとの違いについて
グルテンフリー
グルテンフリーとは小麦粉をはじめとしたグルテンを含む食品を避ける食事スタイルです。
元々はグルテンが引き金となって腹痛、下痢などの症状を引き起こす「セリアック病」の患者さん向けにグルテンフリーの食事が提供されていました。しかし、近年では健康や美容に良い食事スタイルの一種として、世界中で実践する方が増えています。
＞＞グルテンフリーとは？メリットやおすすめ食材などの基礎知識
まとめ
この記事ではミートフリーマンデーについて起源や意義、活動をするにあたっておすすめのレシピなどを紹介しました。
週に1日、月曜日に肉の摂取を控えるミートフリーマンデーの活動は、地球環境や動物の命を守ることにつながります。さらに、胃への負担を減らして身体を健康へと導くというメリットもあります。
完全に肉を食べないのではなく、週に1日控えるだけという取り組みやすさも注目されている理由と言えるでしょう。
地球環境や動物、そして自分自身の身体に優しい生活を送りたい。そんな方は、ミートフリーマンデーの活動を始めてみてください。
代替肉の大豆ミートがあれば、食事の満足感を維持しながらミートフリーマンデーに取り組めるのでおすすめです。
LIKE CHICKEN!?のコラムでは、「高タンパク質・低脂質の食品を紹介！選び方やおすすめの調理法」や「ヴィーガンとは？定義やベジタリアンとの違いについて」など、からだや地球のことを考えた食生活を応援する幅広い記事を公開しています。
気になる方は、「おすすめの関連記事」や「人気記事」からぜひチェックしてみてください。
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