近年、「エシカル食品(エシカルフード)」という言葉を耳にする機会が増えています。
しかし、その意味までは分からないという方は多いのではないでしょうか?
今回は、今注目されているエシカル食品について定義や注目されている理由、取り入れるメリット、代表的な食品を解説します。
人や環境に優しい生活を心がけている方は、ぜひご覧ください。
目次
エシカル食品とは?
エシカル(ethical)とは、直訳すると「倫理的な」「道徳的な」という意味です。
現代では「環境・人・社会への配慮」という意味合いで使われます。
つまり、エシカル食品とは「環境・人・社会へ配慮した食品」のことで、もう少し具体的に説明すると次のような食品が該当します。
環境へ配慮→資源を乱獲しない食品や、生態系のバランスを崩さない食品など
人へ配慮→農薬を使用していない食品や、植物性由来の食品など
社会へ配慮→社会問題への貢献ができる食品、障がい者支援に繋がる食品など
また、エシカル食品と同じ意味合いのある「サスティナブルフード」も注目されています。サスティナブルフードについてご興味のある方は下記をご覧ください。
>>サスティナブルフード(SDGs)とは?具体的な食事や取り組みを紹介
エシカル食品の定義
エシカル食品には5つの定義があります。
①シンプルである
素材の味を活かしたシンプルな食品であること。
例えば甘味料や着色料、香料、保存料といった食品添加物の使用を可能な限り控えている食品が該当する。
②フェアトレードである
発展途上国の生産者と先進国の消費者が、対等に取引している食品であること。
例えば現地の生産者たちが過酷な長時間労働を行わず、また十分な賃金が支払われている上で作られる食品などが該当する。
③オーガニック(有機)である
農薬や化学肥料を使っていない、オーガニック製法で作られる食品であること。
④プラントベースである
植物由来の原材料を使用した食品であること。
例えば大豆ミートやヴィーガンチーズなどの代替食品が該当する。
プラントベースまでは行かずとも、快適な環境下で家畜にストレスを与えない「アニマルウェルフェア」に配慮された食品であることも、エシカル食品の定義とされる場合がある。
プラントベースについて、いまいちよくわからない方は下記を参考にしてください。
>>プラントベースが健康にもたらす影響は?メリットや注意したいこと、おすすめレシピも
⑤地産地消である
自身の生活している地域で作られる地元の食品であること。
以上がエシカル食品の5つの定義です。
ただし、エシカル食品の定義は上述したものがすべてではありません。
人それぞれ異なるので、自分が大切にしたいポイントを基準に食材を選ぶことが大切です。
エシカル食品が注目されている理由
今、なぜエシカル食品が注目されているのでしょうか?
もっとも大きな理由は、環境問題が世界共通の課題とされるようになっているためです。
近年、地球温暖化や海洋汚染などにより地球の環境が変化しつつあります。
そして、地球温暖化や海洋汚染を引き起こしている原因の1つが、食品の大量生産・大量消費・大量廃棄です。
大量生産・大量消費のために資源が乱獲され、生態系のバランスが崩壊。廃棄される食品も増えた結果、環境にも大きな負担がかかっています。
こうした環境問題を受け、環境にやさしい社会を目指す意識が高まっている現代では、食品についても「環境にやさしいもの」を選ぶ方が増えているのです。
この他、貧困問題や食品ロスの改善、健康の促進などの観点からもエシカル食品が注目されています。
エシカル食品とともに近年注目されているのが、先端テクノロジーによって生み出された「食の新しい価値や仕組み」の「フードテック」です。フードテックに関して知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
日々の食事にエシカル食品を取り入れるメリット
ここからは、エシカル食品を取り入れるメリットについて個人の視点と企業の視点、それぞれから解説します。
「注目されているエシカル食品に興味はあるけれど、日常へ取り入れるとどんな良いことがあるのかな?」
そんな疑問をお持ちの方はぜひご覧ください。
個人へのメリット
プライベートの食事にエシカル食品を取り入れるメリットは、次の通りです。
- 腸内環境が整う
- 肥満や過食を防ぐ
- 活動的な生活を送れる
- 環境問題の改善・対策に繋がる
個人でエシカル食品を取り入れる最大のメリットは、体に様々な良い影響を与えてくれることです。
エシカル食品には身体にやさしいものが多いため、エシカル食品を中心とした食事をすることで自然と食生活が整います。これまで偏った食生活をしていた方だと、よりメリットを実感しやすいかもしれません。
食生活が整うことで、集中力や活力が高まるといった影響もあります。
また、長期的な視野で見ると環境問題の改善・対策に繋がるので、将来、自分自身が環境問題の悪影響を受けるリスクも減らせると言えるでしょう。
企業へのメリット
企業がエシカル食品を取り入れるメリットは次の通りです。
- イメージアップを図れる
- 従業員の健康管理をサポートできる
近年、エシカル食品に注目する方が増えていることから、企業でもエシカル食品を取り扱うことで消費者からのイメージアップに繋がります。
また、新型コロナウイルス感染症の流行を経て改めて健康面に気を遣う従業員も多くなっているので、そうした従業員からのイメージアップにもなります。
加えて、会社が従業員の健康管理をサポートできるのもメリットと言えるでしょう。
食生活が乱れてしまいがちな現代、社員食堂で昼食だけでもヘルシーな料理を提供することは、従業員が健康的に働き続けるための一助となります。
代表的なエシカル食品
エシカル食品の定義は様々ですが、例えば以下のような食品が代表的なエシカル食品として知られています。
大豆ミート
大豆を使って作られたお肉のことで、「ソイミート」「代替肉」とも呼ばれます。
お肉となる家畜の飼育には放牧地や餌となる穀物の確保が必要であり、大規模な森林伐採を伴います。
大豆ミートへと切り替えることで家畜の飼育を減らし、環境への負担を軽減することが可能です。
大豆ミートを美味しく食べられるレシピを知りたい方は下記を参考にしてください。
>>大豆ミートの人気レシピ10選!本格料理で楽しくダイエット
オーガニック野菜
農薬を使わずに生産される野菜のことで、「有機野菜」とも呼ばれます。
農薬は人にも環境にも良くない影響を与えるため、オーガニック野菜を選ぶことで自身や家族の健康、環境を守ることができます。
代替ミルク
植物性の原材料から作られたミルクのことで、「オルタナティブミルク」とも呼ばれます。
具体的には、「豆乳」「オーツミルク」「アーモンドミルク」「ココナッツミルク」などが代替ミルクの一種です。
牛乳よりもヘルシーかつ栄養価が高いので、環境へのメリットはもちろん人へのメリットも大きく、多くの方が積極的に取り入れています。
ヴィーガンチーズ
動物性成分を含まない代替チーズです。
日本での認知度は低いですが、欧米ではスーパーなどで気軽に買うことができるほど浸透しています。
味や香り、舌触りが一般的なチーズとほぼ変わらないのは嬉しいポイントです。
フェアトレード商品
発展途上国から公正な価格で取引された商品のことで、コーヒー、カカオ、ワイン、果物などが挙げられます。
「国際フェアトレード認証ラベル」がついているのが目印です。
フェアトレード商品を購入することは、発展途上国の貧困問題を改善する一助となります。
大豆ミートならearthmeatの「ライクチキン!?」
「これからの食事にエシカル食品を取り入れていきたい」
そんなふうに考えている方は、earthmeatの大豆ミート「ライクチキン!?」をお試しください。
ライクチキン!?は、今までにないしっかりとした歯ごたえと、さけるような繊維感、ジューシーさが魅力。おいしく満足感があるので、大豆ミートを食べたことがない方にも気に入っていただけることと思います。
湯戻しいらずなので気軽に使えるのも大きなポイントです。料理に使いやすく、様々なアレンジを楽しめます。
簡単でおいしい!「ライクチキン!?」を使ったレシピ3選
ここでは、ライクチキン!?に興味を持っていただいた方のため、ライクチキン!?を使ったおすすめのレシピをご紹介します。
どれも簡単に作れておいしいので、ぜひ試してみてください。
ミネストローネ
トマトの酸味に、ライクチキン!?の旨みがよく合う一品です。
具材としての野菜には玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを使っていますが、他にお好みの野菜を使って作ることもできます。
VEGANラップサンド
満腹感が欲しい方におすすめ。とうもろこしが原料の薄焼きパン「トルティーヤ」に、野菜とライクチキン!?をくるんだ一品です。
さっぱりとしたドレッシングが具材のおいしさを引き立てます。
ブッダボウルサラダ
野菜をカットしてライクチキン!?と共に盛り付けるだけ!
短時間で用意できるヘルシーな一品です。
野菜メインの料理が足りない…そんな時にいかがですか?
まとめ
この記事ではエシカル食品について、定義や注目されている理由、取り入れるメリット、代表的な食品を解説しました。
日常にエシカル食品を取り入れることは自分や家族、そして地球に優しい生活を送ることに繋がります。
とはいえエシカル食品には色々あるので、いざ取り入れてみようと思っても、最初はどの食品を選べば良いか迷うかもしれません。
エシカル食品の定義は人それぞれ違います。まずは今回挙げた代表的な食品の中から、自分にとって「エシカルである」と感じた食品を日常生活へ取り入れてみてはいかがでしょうか?
earthmeatの大豆ミート「ライクチキン!?」ならば、忙しい時にそのまま食べることも、料理にアレンジして食べることもでき、飽きずに続けられます。ぜひ試してみてください。
LIKE CHICKEN!?のコラムでは、「高タンパク質・低脂質の食品を紹介!選び方やおすすめの調理法」や「ヴィーガンとは?定義やベジタリアンとの違いについて」など、からだや地球のことを考えた食生活を応援する幅広い記事を公開しています。
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